紆余曲折な私のオーディオ遍歴

むぎ
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 自己満足の長文、失礼します。

 情操教育の為なのか、物心つく頃にはポータブルのレコードプレイヤーで毎日童謡や特撮の主題歌や雑誌の付録のソノシートを聴いていました。この時点でレコードに針を落とす行為自体が好きだった憶えがあります。

 小学生の頃にはPioneerのモノラルのラジカセを買い与えられて、(その頃にはアニメファンになっていたので)ヤマトやガンダムの音楽集のカセットを聴いていました。ただ、モノラルの再生なので音質については考えたことはなかったと思います。

 その後自宅の応接間にLo-Dのシステムコンポが入ったので、そのカセットデッキでガンダムの音楽集をヘッドフォンで聴いてみました。するとヘッドフォンではなく外から聞こえるように感じて慌ててヘッドフォンを外したものの、再生していたのはやはりヘッドフォンでした。ステレオ再生での音の拡がりに、外から聞こえてくると勘違いをしていました。これがオーディオ的な原体験になると思います。

 学生時代に友人の影響で洋楽を聴くようになり、FM fan誌を購読し始めたのが1つの転機でした。オーディオの記事を読んでそこから再生される音に憧れを持つようになりました。特に長岡鉄男さんの記事の影響が強かったかと思います。そして少しずつオーディオ機器を買い集め、昭和末期当時の所謂598のコンポと安いスピーカーでようやく自分のコンポが出来上がりました。ケンウッドのアンプ、ビクターのCDP、ティアックのスピーカー、A&Dのカセットデッキでした。

 この時点での主役はカセットデッキで、エアチェックやレンタルCDのカセットへのダビングで活躍していました。当時の自分にとっての「音質」は、カセットテープの種類による音の良し悪しで、スピーカーから出る音自体は「まあこんなもんだろ」くらいの思いだった気がします。

 これは社会人になってからもカセットデッキがDATデッキMDデッキに変わったくらいで、CD再生もLD/CDコンパチ機を使っていたくらいの無頓着なものでした。

 昭和末期から平成初期の辺りだと、オーディオ雑誌を読んでも使いこなしでは振動対策にブチルゴムを貼る、スピーカーのスタンドにはコンクリートブロックに砂を詰めるという程度で、アクセサリーという概念はケーブル類を除いてはあまり広がっていなかったと思います。(あくまで自分の観測範囲内の話ですが。)自分の場合は、インシュレータには木材のキューブと10円玉を使っていた記憶があります。設置はカラーボックスでした(酷い…

 20世紀終わり頃に友人がオーディオへの興味を持ち始めたのが、次の転機でした。その当時はオーディオへの熱はかなり冷めていましたが、相談に乗っているうちに自分自身も再燃してきました。

 ちょうど学生時代に購入した機器が寿命を迎えていたこともあり、これまでよりもランクが上の機器を導入することを決めました。アンプはミュージカルフィデリティA2、CDPはTEAC VRDS-25xs、スピーカーはダイヤトーン DS-A6で、ラックやスタンド、ケーブル、インシュレータについてもやれる範囲で整えました。これでようやく音質というものに向かい合えるようになりました。

 ここからが試行錯誤に苦しむ日々だったと思います。

 しばらくは、あまり費用をかけずにどれだけ良い音を出せるかというスタンスでしたが、なかなか満足する音が鳴ってくれることはありませんでした。10年ほど試行錯誤し続けた結果、結論としては、「お金をかければすべて解決する」でした。身も蓋もないですが。

B&W 805D Limited Editionが発売された際にショップで音を聴いてみたところ、その情報量に圧倒されて思い切って購入に踏みきりました。自宅で聴いたことろ、当時使っていたレシーバーのEsoteric RZ-1では805Dをドライブ仕切れませんでした。(RZ-1自体はとても良い機器でした。デザインも素晴らしかった。結構お高かったし。でも805Dで低音が全然出なかった。)

 ちなみにこの当時(2010年代序盤)、ハイレゾの配信が始まったこともあり、USB-DACとしてmaranrz NA-11S1を導入しました。現在のハイレゾデータのフォーマットには対応しきれないこともあり手放しましたが、音の好みとしてはこれまでのDACで一番だったと思っています。

 結局しばらくしてアンプのリプレースに踏みきり、三機種ほどをショップから借りて聴き比べた結果、アキュフェーズ E-360を購入しました。他の2台に比べるとどちらかというと現代的といえない(音場よりも音像重視?でスピーカーの存在が消えるという感じではない)再生音でしたが、自分はこちらの方が好みだったんだという再発見もありました。

 そしてその音を楽しみつつもさらに品質向上を試みて、現在は同じくアキュフェーズ E-650で805Dをドライブしています。ここでついに、少なくともステレオ再生については「上がり」かな?と感じることが出来ました。

記事内画像

 セパレートへの憧れはありますが、重いパワーアンプは設置など自分の手に余ると思われますし、E-650の音に満足もしています。

 現在はCDやSACD(マルチチャンネルも含め)プレイヤー、USB-DACとしてOPPO UDP-205を使用し、オーディオ用のNASとしてDELA N1A(初期モデル)、再生用PCとしてMac mini(M1)を使用しています。お遊び程度ですが、アナログ再生にはrega Planar1を使っています。

 「上がり」といいつつ、スピーカーについてはフランコ・セルブリンのアッコルドへの憧れがやまないこともあり、もしかしたら…ということもあるかもしれませんが、805Dを処分することはないと思います。805D4は、音を聴いたら危険な気がしています。

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デスクトップ環境にスピーカースタンドを導入しました
むぎ
むぎ

スピーカー再生派です。 Mac mini(アプリ実行)、Macbook(画面共有で操作) OPPO UDP-205(USB DAC) Accuphase E-650 B&W 805D Limited Edition ポータブルの場合は Xperia5 と Sony WF-1000XM4 であまりこだわらずに再生。

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